こんにちは
女装ベーシスト×DTMerの霞美@ベース(@kasumi_bass_)です♪
- ベースにコンプレッサーはいらない?
- おすすめのベース用コンプレッサーってどれ?
こうした疑問を持つベーシストさんは多いのではないでしょうか?
私もこうした悩みから、試行錯誤しつつ色々なコンプレッサーを使ってきました。
今回はそんなコンプレッサーで迷っているベーシストさんに向けて、『ベース用コンプレッサー』について、ご紹介していきます♪
ベース用コンプレッサーとは?
ベース用コンプレッサーは、大きな音と小さな音の音量を均一にするものです♪
音のムラが軽減され、聴きやすくなります(*´ω`*)
そして、それだけでなく、音にタイトさも増すため、ベースラインも際立ちます♪
ただ、コンプレッサーをかけすぎると表現力がなくなり、べったりした音質になってしまうので注意が必要です(*´ー`*)
他のエフェクターと違い、特殊な役割を担う存在だね♪
ベースにコンプはいらない?
ベーシストの中でコンプレッサーを
『使う派』vs『使わない派』
で対立しているのをよく見かけます(゜ロ
゜)
- 使った方がまとまりが出る
- コンプレッサーは下手くそが使うものだ
等、様々な意見があります♪
中には、
- レコーディングでは使うけど、ライブでは使わない
- ライブの部分的に使う
というような使い分けをしている方もお見かけしますね(*´ω`*)
ちなみにアンケートも取ってみましたので、参考までに♪
ベーシストアンケート♪
— 霞美@ベース (@kasumi_bass_) 2019年11月14日
あなたはコンプレッサーを??
「コンプレッサーを使う派」の方が多いみたいだね♪
ベース用コンプレッサーの機能
コンプレッサーにはどんな機能があるのか?
簡単に見ていきましょう♪
THRESHOLD(スレッショルド)
スレッショルドは『どの音量から音を圧縮開始するか?』というコントロールですね♪
この閾値を下げれば下げるほど、コンプレッサーがかかる音域が広くなります( ゜o゜)
音量が大きくなりがちな部分(スラップのプル)等に合わせて設定するとバランス良く効いてくれます♪
ここで設定した音量を越えた音を圧縮♪コンプレッサーにとってとても大切な存在ですね♪
RATIO(レシオ)
レシオは、先ほどのスレッショルドを超えた音を『どれぐらい圧縮するか?』というコントロールです♪
このレシオを上げれば上げるほど、圧縮率が上がり、より音量が均一化されます(*´ー`*)
ただ、かけすぎると表現力がなくなってしまうので、圧縮しすぎないように注意しましょう♪
立体感のない音になってしまったら、せっかくのいい音も迫力が減ってしまうかも…
ATTACK(アタック)
アタック(アタックタイム)は、『音が出てからどのタイミングで圧縮開始するか?』というコントロールです♪
このアタックを速くすると音の立ち上がりから圧縮開始され、逆に遅くするとナチュラルに立ち上がります(*´ω`*)
ナチュラルな音質を求めるのであれば『遅く』、スラップなど開始からバキバキな音が欲しい人は『速く』しておくといいでしょう♪
指弾きではオフ、スラップの時はオン♪なんて使い方をしても面白いよね♪
RELEASE(リリース)
リリース(リリースタイム)は『音がスレッショルドを下回った時、どれぐらいの時間コンプをかけ続けるか?』というコントロールです♪
ナチュラルな歯切れの良い音を得たいなら『速く』、コンプ感が欲しい人は『遅く』することで、自分の欲しい音に近付いてくれます(*´∇`*)
音の粒の際立ちが変わるので、曲調やフレーズに合わせて変化させることで、アンサンブルも良くなるよ♪
おすすめのベース用コンプレッサー
ベース用コンプレッサーといっても、結構種類があり、どれがいいのか悩む人も多いかと思います♪
今回はそんなたくさんあるコンプレッサーの中で、特におすすめのベース用コンプレッサーを3つご紹介します(*´ー`*)
EBS MultiComp
ベース用のコンプレッサーと言えば『マルコン』♪
そうした声も数多くあがるほど、人気のあるベース用コンプレッサーです(*´ー`*)
これの特徴はズバリそのシンプルさ!
設定できるコントロール(ツマミ)は2つしかなく、『音の潰れ具合』と『歪み』で音量を調整するだけで整ったコンプサウンドを出すことができます♪
上記で説明しました『アタック』や、『リリース』等も自然にバランスよく設定されています(*´∀`)♪
プロでも愛用者が多く、その操作性の簡単さから「コンプレッサーはまだあまりよく分からない」なんて人でも簡単に使えるため、初心者にもおすすめのコンプレッサーです♪
これをかまして少しツマミを触るだけで、スラップの抜けは全然違うよ♪ただ、微調整できない分、人と同じような音になりやすいかも?
BOSS BC-1X Bass Comp
エフェクターの定番ブランドであるBOSSから2016年に登場したベース用のコンプレッサーです♪
BOSS独自の技術、MDP(Multi-Dimensional Processing)により原音を損うことなく、高品位で原音に忠実なサウンドが最大の魅力です(*´ω`*)
私もコンプレッサーはこのBC-1Xを使っているのですが、本当に原音のまま音圧を上げてくれる印象があります♪
私自身特に気に入っているエフェクターですので、別記事でもご紹介しております(*´ー`*)
【BOSS BC-1X】原音重視のベース用コンプレッサー♪その魅力と関連アイテムについて - 霞美@ベースの雑記ブログ
音質はもちろん、コンプのかかり具合が目で見て分かるため非常に使いやすく、初心者からベテランまでおすすめできるコンプレッサーです♪
個人的には一番オススメのベース用コンプレッサーかな♪原音重視でそのまま圧を上げたい人にはピッタリ♪
MXR M87 Bass Compressor
こちらもBOSSの『BC-1X』同様、コンプのかかり具合が分かるのが嬉しいコンプレッサーですね♪
特徴としては、RATIOが『4、8、12、20』の4パターンのダイアル式であること!
微調整はできませんが、ざっくりと設定決めたい人には嬉しい機能です♪
しかし、アタックタイムとリリースタイムについては細かな調整が可能なため、じっくり音作りしたい人やコンプをたくさん知りたい人におすすめのコンプレッサーです(*´ω`*)
この中では一番細かな調整のできるコンプレッサーだね♪コンプをとことん追及したい人におすすめ♪
まとめ
ベーシストの中には「ベースにコンプレッサーは不要だ」という方もたくさんおられますし、それが間違いだとは思いません♪
しかし、『コンプレッサーを使う=下手』というのは大きな間違いです( ゜o゜)
確かに音の均一化であれば、技術でカバーすることは可能ですが、音の潰れ具合や際立たせ方等、コンプレッサーを使うからこその音だってたくさんあります♪
自分がどんな機材でどんな音を出したいのか?
その先に辿り着くためにコンプレッサーがいるのかいらないのか?
要はコンプレッサーもプリアンプ同様に、設定や使い方次第ということですね。
コンプレッサーを使ったことがない人や、あまりしっかり使った事がない人は是非、試奏等で試してみてください(*´ω`*)
もっと音作りの幅が広がり、ベースが楽しくなるかもしれませんよ♪
音楽の良し悪しは結局人それぞれ♪周りに流されず、自分の中の『最高』を追及しよう♪
それでは良いベーシストライフを♪
今回はここまで♪